初めての小笠原、初めてのシーカヤック
この夏、生まれて初めて憧れの小笠原に行ってきました。ちょうど台風と台風の間の晴れ間で連日お天気に恵まれて、海に山にと遊びまくった夏休みでした。
その中で初めて挑戦したのがこれ。
11歳の息子と二人で漕ぐシーカヤックです。
小学校の運動会では徒競走で三位以内に入ったことがない元祖運動音痴の私と、休み時間にクラスメートが全員運動場に出て遊んでいても同調圧力をものともせず教室で一人静かに本を読んでいる極度のインドア派の息子の組み合わせ。生きて帰れるか若干不安・・・。
案内してくださったのは、グレース・オーシャンツアーのエーちゃん。シーカヤックの陸上での持ち運び方から海でひっくり返ったときの対処法まで色々教えていただきました。
まずは浜辺で準備体操。そしてパドルの持ち方、漕ぎ方、ブレーキのかけ方、方向の変え方、乗り方と降り方の説明を受けて早速海へ。
扇浦海岸から出発。向こうの方に見える小さい島を目指して、二見湾(でいいのかな?二見港のある湾)内をどんどん漕いでいきます。
身体能力に大いなる不安のある二人なのでどうなることかと思いましたが、意外と安定していて全然危ない感じがしませんでした。
この日は風も穏やかで、息を合わせて漕ぐと水面を滑るようにすいすい進んでいってとっても気持ちがいいです。浅瀬のサンゴ礁も、水深30メートルの場所の深い青さも素晴らしい。
でもたまに向かい風が吹くと、漕いでも漕いでも進めない非力な二人・・・。エーちゃんの合図で途中何度も休憩しては水分補給します。
シーカヤックの漕ぎ方のコツは、何と言っても二人でパドルを動かすタイミングを合わせること。
↓こんな風にバラバラだと互いにパドルがぶつかってしまって危ない上になかなか進みません。
後ろに乗っている方が声を出して、「右、左、右、左」とタイミングを取ることが大切です。
左をかいて
パドルをあげて
右をかいて
これの繰り返しです。
下の写真は途中上陸した砂浜。
洞窟の中にウミガメの足跡と産卵跡がたくさんありました。下の写真の奥の方に地面にたくさん落ちている白いかけらはウミガメの卵の殻です。
あっという間の90分。お昼頃無事に扇浦に帰ってきました。
それにしても小笠原の青い空とどこまでも透明な青い海、そして全然動きがあっていない二人のばらばらのパドル・・・。
今回のツアーでは、エーちゃんが要所要所で写真を撮ってくれました。後日その中から一人につき一枚のベストショットを選んで印刷したものを郵送してくれます。全部の写真の電子データが入ったCDが欲しい場合はツアーとは別料金で1,000円とのこと。もちろん申し込みました。
後日印刷した写真二枚と、CDが届きました。