アラフィフ、GoProと旅してみる

GoPro HERO5 Black

アウトドア時にどうやって写真を撮るか

今回は、アウトドアの活動中に自分視点の写真を撮影する挑戦です。

シーカヤックの記事に「エーちゃんが写真を撮ってくれた」と書きましたが、何枚か明らかに視点の違う写真が混ざっているのがお分かりでしょうか。

アラフィフ、シーカヤックに挑戦

所々でエーちゃんが写真を撮ってくれるとは言え、やはり自分視点の写真も欲しいところ。一応防水のデジカメや防水のスマホも持って行きましたが、両手でパドルを漕ぎながら撮影するのは難しそう。

防水デジカメと防水スマホ

そこで登場するのがこれ。

GoPro HERO5 Black

アクションカメラ「GoPro」です。

我が家にあるのはHERO5という型番の少し古いものですが、まだまだ十分使えます。4k x 3k の高精細な動画が撮れて、海に潜っても大丈夫な防水カメラです。

何と言っても特徴的なのは、アウトドア向けに機能が特化されているところ。カメラ自体は小型で軽く、なるべく邪魔にならないようになっています。

静止画と動画だけでなく、「タイムラプス」というインターバル撮影も可能。

ボタンで操作もできますが、「ゴープロ、タイムラプス・スタート」とか「ゴープロ、電源オフ」などと声で操作することもできます。そばにいる人に変な目で見られますけどね。

アウトドア用だけあって、手で持たなくていいように体にくくりつけるためのホルダーが別売でたくさんあります。正規品からサードパーティ製まで、通販でいろんなものが手に入ります。腕に固定するもの、帽子にくっつけるもの、胸に取り付けるためのチェストハーネスなど、色々。

GoProホルダー腕用

今回は

  • 腕→パドルを持って動かし続けるので不適
  • 帽子→麦わら帽子なので無理
  • 胸→救命胴衣を着るのでダメ

というわけで、フローターのストラップをGoProに取り付けて、それを救命胴衣のバックルにとめてみました。

救命胴衣にくっついているGoPro

ご覧の通りのグラグラ状態。この日は二秒に一枚撮影の「タイムラプス」(インターバル撮影)を使いました。

さてこれでシーカヤックを漕いだらどうなるかというと・・・

失敗写真のオンパレード

カメラがグラグラしてすぐに裏表が逆になるし、パドルを持っているからカメラをちゃんとした位置に戻すこともなかなかできないしで、やっぱり大半が失敗写真になってしまいました。

GoProが裏返しになって救命胴衣がすごいアップで撮りこんでいたり

シーカヤック失敗写真ー救命胴衣

白飛びして何が写っているかわからなかったり

シーカヤック失敗写真ー白飛び

脚が視界を塞いで景色が全然見えなかったり

シーカヤック失敗写真ー脚

フローターのストラップがレンズを塞いでいたり

シーカヤック失敗写真ーフローター

カメラが斜めになって水平線がひどく傾いていたり

海が綺麗

水滴がつきまくっていたり

シーカヤック失敗写真ー水滴

やっぱりほとんどが失敗写真になってしまいました・・・。

GoProは写真の整理が大変

今回初めて使ってみた「GoPro」ですが、「タイムラプス」にしておくとあとはほったらかしでもどんどん写真を撮っておいてくれるのが便利です。海や空の青さも綺麗に写っていて、思いのほか画質も良かったです。

が、あとのファイル整理が大変。

90分ほどのシーカヤックを二秒に一枚撮影する設定で撮影していたので、二千枚を超える画像になってしまいました。

しかもそれぞれが4k x 3k のサイズなので、全部で6GB超。そのほとんどが、上のような失敗写真です。

GoProで撮影した写真

失敗写真をどんどん削除して必要な写真だけ選ぶのに二日かかりました。

次回はもうちょっとインターバルを長くしてみよう・・・。

アラフィフ、シーカヤックに挑戦

シーカヤック1

初めての小笠原、初めてのシーカヤック

この夏、生まれて初めて憧れの小笠原に行ってきました。ちょうど台風と台風の間の晴れ間で連日お天気に恵まれて、海に山にと遊びまくった夏休みでした。

その中で初めて挑戦したのがこれ。

シーカヤック1

11歳の息子と二人で漕ぐシーカヤックです。

小学校の運動会では徒競走で三位以内に入ったことがない元祖運動音痴の私と、休み時間にクラスメートが全員運動場に出て遊んでいても同調圧力をものともせず教室で一人静かに本を読んでいる極度のインドア派の息子の組み合わせ。生きて帰れるか若干不安・・・。

案内してくださったのは、グレース・オーシャンツアーのエーちゃん。シーカヤックの陸上での持ち運び方から海でひっくり返ったときの対処法まで色々教えていただきました。

まずは浜辺で準備体操。そしてパドルの持ち方、漕ぎ方、ブレーキのかけ方、方向の変え方、乗り方と降り方の説明を受けて早速海へ。

シーカヤックで海へ

扇浦海岸から出発。向こうの方に見える小さい島を目指して、二見湾(でいいのかな?二見港のある湾)内をどんどん漕いでいきます。

身体能力に大いなる不安のある二人なのでどうなることかと思いましたが、意外と安定していて全然危ない感じがしませんでした。

この日は風も穏やかで、息を合わせて漕ぐと水面を滑るようにすいすい進んでいってとっても気持ちがいいです。浅瀬のサンゴ礁も、水深30メートルの場所の深い青さも素晴らしい。

海が綺麗

でもたまに向かい風が吹くと、漕いでも漕いでも進めない非力な二人・・・。エーちゃんの合図で途中何度も休憩しては水分補給します。

シーカヤック休憩中

シーカヤックの漕ぎ方のコツは、何と言っても二人でパドルを動かすタイミングを合わせること。

↓こんな風にバラバラだと互いにパドルがぶつかってしまって危ない上になかなか進みません。

パドルが逆

後ろに乗っている方が声を出して、「右、左、右、左」とタイミングを取ることが大切です。

左をかいて

シーカヤックーパドル使い1

パドルをあげて

シーカヤックーパドル使い2

右をかいて

シーカヤックーパドル使い3

これの繰り返しです。

下の写真は途中上陸した砂浜。

浜辺に上陸

砂浜に上陸

洞窟の中にウミガメの足跡と産卵跡がたくさんありました。下の写真の奥の方に地面にたくさん落ちている白いかけらはウミガメの卵の殻です。

洞窟の中に亀の足跡

あっという間の90分。お昼頃無事に扇浦に帰ってきました。

青い空、青い海、ばらばらのパドル

それにしても小笠原の青い空とどこまでも透明な青い海、そして全然動きがあっていない二人のばらばらのパドル・・・。

今回のツアーでは、エーちゃんが要所要所で写真を撮ってくれました。後日その中から一人につき一枚のベストショットを選んで印刷したものを郵送してくれます。全部の写真の電子データが入ったCDが欲しい場合はツアーとは別料金で1,000円とのこと。もちろん申し込みました。

後日印刷した写真二枚と、CDが届きました。